神奈川県 相模原市 南区
ほそや政幸
神奈川県議会議員 ほそや政幸
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文教常任委員会 委員長 細谷 政幸

  文教常任委員会は、平成30年度の県外調査に、鳥取県・島根県を訪問してきました。「島まるごと図書館構想」をはじめとする生涯学習の推進や、過疎化・少子化が進む中で県立高校を存続するための取組について調査を行ってきました。  
 最初の調査地である島根県隠岐郡隠岐島は、島根県の北40キロの日本海にあり、3町1村の4つの島と、約180の小島で、約2万3千人が暮らしています。2013年には、隠岐世界ジオパークとしてユネスコの認定を受け、この貴重な財産を積極的に活用し、観光だけでなく、小・中・高校での研究発表や、地域の方を対象にした学習会などを継続的に行うことで、生涯学習の復興にも役立てていました。

隠岐島の海士町は「ないものはない」というキャッチコピーを掲げ、特色のあるまちづくり施策を実施。最も特色ある施策は、「島まるごと図書館構想」です。 図書館の無い町であった海士町で島民に本を提供するという取組を進め、保育園から高校までの学校や地区の公民館等に図書室を設置し、様々な本を配架し、島全体を図書館とみなして島民の本へのアクセスを容易にしています。

 平成22年には中央図書館が開設され、開設後も各配架箇所を「図書館分館」と位置付けて図書館ネットワークを構築し、島民が身近で気軽に本に親しめるようになっています。普通の図書館とは違って、コーヒーなどの飲料を図書館に持ち込むことができたり、住民同士が交流する和室や談話室が用意されていたり、住民が持ち寄ったリサイクルの衣類が置かれるなど、「交流」の様々な工夫に感心したところです。

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 また、海士町では島唯一の島前高校の生徒数が減少し廃校に直面したことを受け、全国から入学者を募る島留学制度と島留学生を支援する島親制度、都市部と比べて不利になりがちな生徒の学習環境の向上を目指す学習センターを創設し、その成果として生徒数が10年で倍以上となり、さらに難関大学にも多数の合格者を出せるようになりました。


本県においても、現在進めている「子ども読書活動推進計画」の見直しや、「県民の学び直しの応援」を掲げる県立図書館の再整備など、図書館のあり方や人生100歳時代の生涯学習をより効果的なものとするため、今後の委員会審査の参考にし、取り組んで参ります。 こうした目覚ましい効果を上げた取組の調査結果を反映し、確かな学力はもちろん、多様な個性の育成を重点目標とする県立高校改革実施計画を推進していきます。


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